一行感想「女いっぴき猫ふたり」伊藤理佐

笑いました。
なんで、伊藤理佐はこの笑いをって思うね。ツボね。ええ、笑いましたとも!


■「怖い絵」展に行く 2017/09/09 07:21
平日なのに大盛況。久しぶりの混み混み美術展。これは大成功なのではないか。
目玉のジェーン・グレイは、でかい。
でかさで圧倒される。
書籍に載っていたすべての絵が見られるわけでは当然ない。当たり前だ。
スペイン国宝級のベラスケスが持ち出されるわけがない。
でも、ムンクやルドンの小品、版画など抜かりなく集めており、及第点ではないかな(まあ美術ファンなら一度は見た絵だが、集客対象はそこではなかろう)。
音声ガイドは必須! 何しろ語りは女優吉田羊である。クールなあの声が見事なストーリー仕立てで解説してくれる。これは鑑賞効果200%アップだわ。とても楽しめた展覧会だった。
目録も読み応えありでオールカラー2500円の価値あり。


■[読書日記]一行感想「紙つなげ、彼らが本の紙を造っている」2017/09/07 08:53
読み終わり立ち上がったとき、ふわりと浮いて揺れるような気持ちになった。本がつなぐということを軸に震災のことをいろいろな人が語っているけれど、人は極限状況に置かれたときどのように行動するのか、様々な光景が浮かんできた。痛みが少しは共感できたのかな。


■[読書日記]一行感想「かくかくしかじか」東村アキコ 2017/08/28 08:37
東京芸大を読むのと平行して読んだので、美大生について、純粋さ、のめりこむこと、について考えながら読んだ。
感傷に流されそうになりながらプロの仕事として大好きな先生のマンガをきちんと書く東村はえらい。
「だって描くしかないじゃん。絵を描く人間はみんなそのために生まれてきたんだから」
いや人間は何かを持って生まれてくるんだよ。
5巻にキャプツバ石崎そっくり君(ダメな奴)のエピソードが出てくるんだけどあまり生きてない。でもいろいろ言いたいことがいっぱいある中でこれを挟んでくる(プロの仕事として、笑わせどことして)のは大したもんだなあ、と思ったよ。日高先生、こわいけど会いたいよ。


■2017/08/25 20:39
改めて見ると風呂ばかり入っているなあ


四日目
朝風呂in木風呂5時ひとり。気持ちよすぎ。いきなりの雨で暗雲。
そうそう、この宿冬は4メートルの積雪で一階埋まるとか。そのころの季節にもう一度来れたらいいんだけど。
山を下り、岩手に向かうとまた山。トンネルの中が秋田と岩手の県境、すごい景色だが車を止めるところはない。
南部せんべいを買い、いざ「わんこそば」へ。
わんこそばは食べ物というより、ゲーム。今回盛り上げて頂いた店員さんが上手で本当に感謝だ。子鬼、百杯食べる。私はそんなに食べられません。味わって食べてはだめなんです。
店を出たらまた土砂降り。
花巻へ。宮沢賢治記念館。割と市が作ったなら気合いの入った施設なんだけど、子鬼5分で飽きる。お茶したが雨やまず。
花巻駅で弁当を買おうとして品数が無くあきらめる。もうこの雨ならどうでもいいや。帰ろう。4時にレンタカーを返し、バスで花巻空港に着く。
雨はやまない。飛行機が飛ぶかわからない。しかも「わんこそば」まだ苦しいのどうして? 
飛行機は延着したが飛び伊丹へ。夜の飛行機の夜景は感動する。
器材はシート革張り、wifiでビデオを楽しめる。
伊丹について、どっと疲れる。コンビニで弁当を買い、食べてすぐ眠った。
翌日、子鬼が「ローカル路線バスの旅」で田沢湖が出ているという。録画したDVDを見る。出てた。見たバス。見た場所、角館、田沢湖。食べたミソタンポ。第15弾あー残念。脱力してまた眠る。


2017/08/23 17:26
三日目。曇りのち晴れ、でも不安定な天気。ホテルの朝ご飯うまし、ご飯のお供がうますぎる。焼きねぎ味噌青唐入りを買う。
昨日パスした角館へ。武家屋敷の保存状態は見やすくていい。こじんまりしているけどね。映画「たそがれ清兵衛」ロケ地の家は映画に感動した身としてはやたら嬉しくて写真を撮りまくりましたよ。
江戸の雰囲気があるかといえば、アスファルトの道路が広くて、緑は深いけれどあまり感じないなあ。
時代物に興味がない家族はソフトクリーム食べて待っててもらいました。だって機嫌が悪くなるんだもん。
次に田沢湖に行く。昨日乗らなかった遊覧船である。
豆知識。田沢湖カルデラ湖、だから山に囲まれている。水の色も独特のセルリアンブルー。でも昔は透明度もすごかったが今はダムのせいで8mほどだとか。それでも美しい。
魚は水の酸性化でいなくなったが、いまはウグイだけが増えているとか。ああ岸で群れているあれか、船着き場でも群れていた。餌が売っていて観光客が撒くからかな。
下船後に食べた「味噌たんぽ」、きりたんぽに味噌塗ったものだから、米と味噌でまずいはずがない。炭火で焼いたあり旨かったです。
泊まりは乳頭温泉境の蟹場温泉に。おかあさんがいった通りすごい山の中です。でも宿の景色はいいし、部屋も立派で、旅館の皆さんも親切。とてもいい宿でした。たぶん少ない人数で回されているので、ほかのお客さんのようにデザートのすいかも料理も一緒に出てくるのが幻滅とか冷めてるとかいったらあかんよ。うん、心がこもっていておいしかった。旅行会社のサービスの冷酒がうまくてまいりました。飲まないつもりだったのに。
お湯も50m歩いていく露天風呂とか、ひのきの湯、岩風呂といろいろ楽しめてよいお湯でした。たぶん何回もは来れないところだなあ。しあわせな1日でしたよ。泊まられていたのは五組程でした。
ご家族も居たなあ、お休みどうやって取ったのか(うちと同じか)?
朝五時の一人桧風呂気持ちよかった。


2017/08/23 05:05
二日目。豪雨である。
雷、土砂降り、ワイパーを雨を押しのけられないほど、視界が悪くて危険すら感じる状況。高速に入る前に傘を差さずにトイレに行って帰りにずぶぬれ。角館まで到着し、稲庭うどんを食べる。雨のせいで移動が大変だった。こちらの人も高速ではトバすなあ。
温麺にするとうどんってあまり味の違いがわからない。おかあさんへのおみやげとして稲庭うどんを買う。だしの味が繊細で、こちらの濃い味と違うなあ。あと角館の町並みは、なにか嵐山の雰囲気を感じる。川があるし、タレントショップとかありそうな感じ。関西人の勝手な感想です。
とにかく雨の中を歩く気にはなれず、車で先に田沢湖に行くことにする。
土砂降りです。雨降り続きです。
たつこ像、見る。ああ金色だ。そそくさと写真を撮る。雨降ってるし。湖を一周。静かで深い色をした湖は美しい、でも雨だだ降り状態。あと周りの観光地がいかにも昭和っぽいんだよなあ。嫌いじゃないけど。
雨の中宿へ行く。そうそう、テレビのアナウンサー含め、みなさん標準語です、みたいな喋りをするんですが(いや普通だよね)こちらで関西人からみて「いかにも」な東北弁を喋るお婆ちゃんたちを見てやたら嬉しかったです。宿はなぜか町から10キロ離れていますが緑が美しく、ご飯もおいしかった(なぜかお刺身も新鮮)ゆっくり落ち着いて食べられました。
子鬼おっかなびっくりに温泉に入る。


2017/08/21 07:16 伊丹空港にて
6時35分に家を出発。
タクシーで山田まで。モノレールで空港。今アンデルセンで朝食を食べてる。待ち時間は相当ある。どうしようかな。
10時前に秋田空港着。予想外に大きな空港だった。3基エアデッキがあるし、ナメてたよ、すいません。
こちらに来て1日目来て、おもしろいよなあ、と思ったのは そっけなさ、商売っ気がない、というより県民性なのかな、あくまで第一印象です。これから、色々なところに行くし、印象も変わるでしょう。
出だしからなんかつまづいてる私たち。
第1のつまづき。レンタカーを借りたら、契約書をもらうのを忘れる。
扉のところに差してあった。でも、ひとこと言ってくれもいいような。気づかない自分たちにも非あり。だからいいけど。サービス満点な、感じではない。
第2のつまづき。道に迷う。パトカーに「道に迷いましたか?」と声を掛けられる。交差点に止まんないでね、ちょっと移動してね。といわれる。はいはい、と移動したら。もうパトカーいない。
えっ? 注意だけかよ。道教えないのかよ。まあ、いいけどさ。
第3のつまづき。ホテルでお店への道順を聞くと、フロントの人がなんかいらっ、としている。奥さんも、なんであの人、嫌そうなのといっていたから、どうも私だけの印象ではないようだ。
なんか、ありがとうございました。いらっしゃいませと、口では言っても、関西人的な印象では、口だけだろ、みたいに感じる。でも、まあ慣れてないだけかもね。
第4のつまづき。夜7時には街中なのに、とても灯りが少ない。夜が早い町なの? ここ県庁所在地だよね? 日が暮れるのも早い。そりゃ、当たり前か。
それも含めて旅。
晩御飯を食べにいったお店の人は、とても親切だったし、人によるんだよ。ああ、おいしかったなあ。
その他のもろもろ。
伊丹ー秋田の空路は小さな飛行機なので、地上からタラップで搭乗。バスで空港内を移動。めちゃテンションが上がり、写真を撮りまくる。
空港から鳥海山へ。道路が整備されている(そうだ、どこも舗装がよくされていた2日目も)。土田牧場へ。我々にとって見るものあまりなし。
濃い牛乳はおいしかったけど。それより、風力発電の風車が何塔も立っているのが、やたらかっこいい。写真を撮りまくる。
でもレストランがなく、結局、海沿いの道の駅に移動。海鮮丼、割とおいしい、安い。海岸に行き、記念に海を触るの巻。道に迷って、疲れ果てる。コーラを買ったら噴出、などなど、車で鳥海山五合目まで登った景色は壮大だった。標高ほぼ1千メートル。
夜はホテルから出て食事。道に迷う。傘を忘れる。飛び込んだ店が愛想がなくて出るなどなどあり。
でも郷土料理の店お多福は親切。コース料理とてもおいしい。そう、人によるんだよ、県民性とか決めつけちゃいけない。
前菜、みずという野草が不思議(あとで産地販売所で見かける)。比内地鶏手羽先、身がしまっていてうまー。押し出して切ったような豆腐ふしぎ。漬け物盛り合わせ(ああ漬け物が大好きなんだね)。かれいの揚げ物、新鮮。きりたんぽ、鳥のいろんな部位が入っていて、とてもおいしい。


■[読書日記]一行感想「北欧女子オーサの見つけた日本の不思議3」
だんだん、オーサのムリヤリ見つけた日本の不思議っぽく、なってきましたね。でも異文化間ネタはもっとあるはず、他国(アジア)との違いとか、地方ネタは、あ、やったみたいだな。読もうかな。


■[読書日記]一行感想「おそれミミズク」オキシタケシ 2017/08/19 17:48
前半は割と淡々と進み独特の文体もあってガマンの時間なのですが、後半一気に謎解き展開にここは読み進むのが楽しかった。
読了するとカチッとした世界観だなあ、と思った。
割とすとんと落ちがくるのですが、なるほどー、という感じでした。量子論、電磁、は心霊、ホラーと相性がいいのかなあ。
ちょっと電脳コイルを思い出しました。


■[読書日記]一行感想「忘れられた日本人」宮本常一2017/08/17 14:37
昭和の聞き書きだけれど、江戸期以前でも通用するのではと思われる。
とにかく興味を引かれる。
資料としても一級品。でも自然な意図しない創作の部分もあるかな、と感じないではない。一級品の文学でもあるし。


■[読書日記]一行感想「最後の秘境 東京芸大」2017/08/17 05:51
芸は難しい字の方ね。というところに秘境を感じる。てかフリーダムだなあ。天才しかいないのかよ。
ピュア、純粋という言葉を考えさせられる。著者は芸大生の奇人変人ぶりを描きつつ、平凡な我々との接点を見つけて解き明かすみたいな方法を取っているけれど、やっぱ、イノセントな天才を見ていることが面白い。そういう人が同じ世界に生きている幸せってものを感じるというか、つまり、うらやましい。とてもうらやましいよー。
ちょうど東村アキコ「かくかくしかじか」の美大生の生態、入学の厳しさを読んでいたので、さらに感慨は深かった。
自分の中にイノセントへのあこがれが確かにアリ。


■[読書日記]一行感想「フランス人ママ記者、東京で子育てする」
異文化間コミュニケーション論として、文化の違い、家族論として、やたら面白かった。
しかし著者カリンさん、とても行動力あり。びっくりする。フランス人も様々なことがわかる。彼女がブルゴーニュという穏やかな町の出身なことも関係あるのかも(でも都会が好き、日本が好き)。
夫、ジャンポール西の一連のマンガ「かかってこい、パリ(カリンさん、初登場)」「嫁はフランス人(むちゃくちゃ面白い、七央君かわいい)」を併せて読むと理解が、じゃなくて楽しくなる!