一行感想「亜愛一郎の狼狽」
こんな面白い作家さんを知らなかったなんて不覚。くやしい。
とにかく巧みで上手い。特にホロボの神は深い余韻を残す名作だ。
でも作者の上手さが一番わかるのは「提出された童話」だと思う。暗号ものなのに展開は暗号の謎解きから別の謎へ移っていきドタバタで笑いを誘うところがもう名人芸。いかに巧みか分かる。
このシリーズは必読。
- 作者: 泡坂妻夫
- 出版社/メーカー: 東京創元社
- 発売日: 1994/08/12
- メディア: 文庫
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