一行感想「博士の本棚」小川洋子

博士の本棚

博士の本棚

 巧い人が書くと本の解説にも静謐さを感じる。読んでいて快い。
とても本が読みたくなる。
病気の犬の話、芦屋の街の話、子どもの話。いいなあ。
小川さんが小学生の息子さんとキャッチボール、って「博士の愛した数式」をどうしても思い出すじゃないですか。
息子さん、ルートに似てないかなあ。
小川さんの一生の愛読書は「アンネの日記」という永遠の文学少女っぷりも素晴らしい本でした。
また読みたい。