#9月


■[読書日記]一行感想「推理小説常習犯」森雅裕
副題はミステリー作家への13階段。
一見、ハウツー本に見えて、実はあからさまに編集者、出版社への恨み辛み、悪口の嵐。
面白いけれど、とても面白いけれど、2015年現在、作者は出版社から干されているようだぞ。現在はコンビニでバイトしているらしい。
とんでもない人、偏屈な人であることは確かだが、そこはかとなく悲しい。


■[読書日記]一行感想「珍獣動物園」カール・ハイアセン 2015/09/30 11:04
動物ランドから珍種のネズミを盗んだ、こそ泥二人が「ネズミを走ってる車にぶつけるごっこ」して、雇い主で盗み指示をした、おばあさんに脚を撃ち抜かれるくだりから、いきなり度肝を抜かれます。
その後も、エリートくずれの広報部長、マッチョでいかれた警備員、記者くずれ(主人公)、ぬいぐるみの女と、ぞろぞろ変わり者が出てきて、ひねくれたユーモアを見せつつ、大乱闘。あれよあれよという間に話は展開して、派手なフィナーレへ。動物ランド大炎上と、登場人物たちの因果応報。すっきりと物語は幕引きします。見事ですねえ。
ハイアセンの小説では、おばあさんがいつも活躍する気がします。
ええ話でした。
274ページにスキンクの正体が書いてある。


■映画「フィアレス」2015/09/27 16:00
お勧めされた映画はとにかく見るの巻
前回選ばれていたフィアレス見ました。
好きな映画でした。
監督のピーター・ウィアーって職人だけど不思議な映画撮りますよね「ピクニック・アト・ハンギングロック」とか。
この映画も主人公が、あれな感じで。
でもヒスパニックの女性との交流シーンはとてもよかったなあ。
でも大きな事故、災害(この場合は飛行機事故)での心的傷害って本当に大変なんだろうなあ。たぶん、このストーリーはかなり取材した事実に基づいているんだろうなあ、とリアルに感じました。
最後がハッピーエンドなのも救われました。


■Mrゴールデンボール史上最低の盗作ウォーズ
ナポレオン・ダイナマイトの監督なので。
変な顔の役者を集める。オフビートな映像を綴る。スタイリッシュ、くすりと笑えるんだけど、なんか物足りない。
タブロイドSF作家の後援会にきている奴が全部ヘンとか、笑えるところがなかなかにあるんですが。
見終わって残念感が残る映画でした。



■旅行 2015/09/20〜09/21 空自小松基地 航空祭1泊2日
1日目シルバーウィークなので高速渋滞してます。
バス旅行だから私が運転する訳じゃないけどね。でも鉄道、新幹線かサンダーバードで行けば渋滞はないのにとは思うね。
参加者はミリオタが一杯かと思ったらそうでもない。爺婆と家族、あと少年二人組が居た。今年の航空祭の参加予想人数は20万人だそうですよー。ひゃああ。
ちなみに航空祭は21日だから本日は移動だけ。よく知らない施設が行程表に入ってます、航空プラザやら自動車博物館やら。要は移動の1日。
**昼ご飯は車中で。
高速のPAで買い、バスで食べる。最近はコンビニが出店しているので何か特色が薄れるような。
でもPAのファミマはブラックラーメン(富山)を売っていたので、つい買う。あとお握り二つ。何か普段と変わらん。
ブラックラーメンはどこまで本物に近づいているかは知らないけど、真っ黒な醤油スープも太麺もンまかったです。
**石川県立航空プラザ
自衛隊機の展示と飛行機の歴史だそうで、約5時間のバスの旅に疲れ果て
ほぼ休憩してました。
空自のクリアファイル、空自女子自衛官Qぴー、防衛省まんじゅうを買う。この日はT−4とT−2のコックピットに座って写真を撮ることができてとても満足でした。ファイターのコックピットは狭い。キャノピーはけっこう被さってる。当たり前か。操縦桿は思ったより小さい。計器は目が回りそうに多かった。
**自動車博物館
いくら車が一杯あっても外から見るだけでは飽きるねえ。3階建ての建物
に詰め詰めにありますけど。
奥さんにトヨタ2000GTと一緒の写真を撮ってもらいました。やっぱり日本で一番かっこいい車だと思う。
**ホテルに夕方5時に着いたので
周辺の地図をホテルからもらいましたが、インター近くのホテルなので全国チェーン以外の店が見あたらない。福井名物、おろし蕎麦かソースカツ丼を食べたい。ソースカツ丼の有名店、ヨーロッパ軒の支店を地図に見つけた、でもホテルからの距離が疑問で聞いてみたら、歩いたら20分以上とか、ムリ。タクシーをお願いした。
行った甲斐はあり、子鬼も満足の味でした。夜7時頃には行列ができていたので早く店に行って良かった。その後ホテル近くの24時間スーパーでタクシーを降り、買い物してホテルに帰りました。
明日の集合時間は朝5時30分だ。


2日目
朝5時に起き、バスへ。
福井県から石川県小松へ。もっと遠くから来るバスもあるらしい(高岡とか)。
でも、あえなく轟沈。シャトルバスに乗る駐車場まで1時間30分待ち、さらにシャトルバスに乗るのを待ち手荷物検査で待ち、やっと入れたのは10時過ぎですでに奥さんと子鬼の機嫌は悪い。一旦休憩。
シート、イスは禁止のはずが、中に入れば休憩所(ただの倉庫)とエプロン(滑走路前)ともシートとイズに占拠されているじゃありませんか。
仕方なくコンクリートの地べたに座り、屋台からクレープやらたこ焼きやらを食って子鬼の機嫌を元に戻す。さらにこの人出では弁当も売り切れそうと思って先走って買い食べる(本当に無くなったらしい)。
あとは戦闘機には興味のないらしい二人と別れてF15と記念撮影したり(ただしコックピット不可)、地上でF15を機動させるのを見たりした。キャノピーを開けたり、背のブレーキ装置、フラップを動かしたりを見せてくれた。
その時点で12時過ぎ。子鬼たちと落ち合い、エプロンで座って「アクロバット飛行」を待つことにする。
予定より早く12時15分頃からブルーインパルス「アクロバット飛行」演技が始まる。いや違う。機のテイクオフ前のチェックからをショーの一端として見せてくれるのだった。点検OK、滑走路へ、離陸とアナウンスと音楽で盛り上げていく。
空に舞い上がり6機で演技を見せてくれるのだが、狭い空域で高度を利用してショーを見せてくれるので、見やすいし迫力があって、青い空にシュプールを描くような美技「すげぇ」と素直に感嘆し、もうスゴく楽しかった。これだけで来た価値があるショーだった。とここまでは良かったんだけど・・・。
シャトルバスの乗るのに2時間30分待ち。列は進まずくたくた。行列の子供はぐずり、救護班が2回も出動するのを見る。さらに子鬼はふてくされ、足を越えてもう下半身が痛い。軽口を叩く気力すら失せる。
現在、18時52分。帰途につくバスの中ですが、やっぱりここも渋滞しているようですよ。ああ。
20時30分三条インターにいます。つまりまだ「北陸」ですね。行きにバスで予約した「焼鯖寿司」食べました。
うまい! 太い脂の乗った鯖を焼いた風味と酢飯、挟んだガリ生姜が三位一体となり、思わず口がほころぶ美味さ。まだ家に帰り着くのは遠いですが、ちょっとひと息になりました。
運転手さんの奇跡的なタッチ・アンド・ゴーにより大阪11時25分着、最終電車11時43分に向けダッシュ、旧中央郵便局前から横道を通り大丸前を抜け大阪名物「青まで秒数表示する信号」を渡り新梅田食堂街横から阪急南コンコース神戸線前から京都線方面へ移動、11時35分到着して最終に間に合う。梅田から最寄り駅到着、タクシーに乗る前に子鬼がぐずり、客待していたタクシーを逃す。待つこと15分。タクシー来る。12時35分帰宅。
本当に疲れた。2015/09/22 01:04と風呂上がりビールを飲みつつ今書いている。
まあ長い間旅が出来て得だったじゃない。という考え方はありますね。
でも、最後に休憩した高速SAで店が全部閉まっていたのはショックだったなあ。見捨てられた気がしましたよ。

今回不満だったのは、ガイドの人がテキトーすぎると思うんですよ。せめて航空祭の案内を事前に配るとか(ネットで先に入手してたけどさ)、駐車場とシャトルバスが大混雑するのがわかっていて直線距離が数キロしかないなら周辺地図を用意するとかさ、「遅れて帰ってきても待ってますよ」というだけで、何も積極的なアクションがないんだもん。私だって地図があったらあの行列なら最初から歩いたよ。もっと、しっかりしてくれ。大変だとは思うけどさ。
この時だけはルート案内にスマホが欲しかったよ。


■シルバーウィーク残りの2日間
23日はテニススクールの予約をしていた。とにかく行ってみる。
スクールで着替えて椅子で待っているときは「肩で息ついていた」もう、
あかん。と思った。しかも連休で参加はいつもの半分の5人。こりゃ卒倒フラグ立ったと思ったが、身体を動かしているうちに楽になってきて(途中で飴を舐めてミネラル補給したのもよかったろう)最後には「僕は今、快活な身体です」状態に。
身体を動かして逆に元気が出た。
 ランチは久しぶりのオーベストで「鳥肉とかぼちゃのオイルパスタ」を食べたけれど、暖かいミネストローネと共に、にんまり幸せになる味だった。
 翌日もまあムリで出かけることもなかろう、道路も混雑してるしと家で過ごす。昼食は気分を変えて外で食べることにして江坂のトイズ・キッチン・リブリエにデザートのティラミスは本格的な味だった。ランチのオプションで200円はうますぎる。
あとはのんびりと過ごす。


■食事会 2015/09/14 07:00
今回のお店は初めて行ったけど、電話の応対は良かったんだけどねえ、家族にはイマイチ不評でした。ま、相性ということで。

 
アダムス・ファミリー
たまたま寄ったロードサイド雑貨店でレンタル落ちを買った。
けど後で調べたら、再販もされていたんだね。ずっと廃盤だったから。ちなみに再発は「2」だけらしい。私は「2」の方が好きだからいいけど。
一番の見物はクリスティーナ・リッチ演じる、笑わないウェンズデーがサマーキャンプで無理矢理笑ってみせるシーン。子役の時から凄すぎたリッチの超演技。


国勢調査2015
ネット回答できるんですね。
ごめんだよ!
そんな家族全員の個人情報、危うくてネットなんて絶対使いたくない。ネットのセキュリティなんて、どう言われたって信じる気はない。
ネットに上げないのが自衛手段だと思っている。だから奥さんに調査書を取りに行かせた。


■[読書日記]一行感想「仁術先生」2015/09/11 09:51
読了しました。
面白かった。これは昭和40年代の作品ですか、ゆったりした描写に「ああ、この頃の小説はこんなだったよなあ」と懐かしかったです。今の展開がやたら早い小説もいいけど、これも、ね。ユルくて、捨てがたい。
元医師なだけに診察の描写は詳細で正確。でもワタナベ先生の嗜好なのかシモの話が多いですなあ。ふふふ。
話の中では「腰抜けの二人」がいちばん好きでした。また落ちがシモなのが、なんとも。


■[読書日記]一行感想「エグゾダス症候群」 2015/09/09 09:02
途中で読むのをやめてしまった。
過去の精神病院史あたりで鬱陶しくなった。これは舞台が火星である意味はあるのか?


■映画「デート・ウィズ・ドリュー
古い映画ですが「デート・ウィズ・ドリュー」というドキュメンタリー映画
ラジオで紹介していたので、TSUTAYAディスカスで借りました。
 ボンクラくん(しかも無職)がクイズ番組で賞金1100ドルをゲット。これは1ヶ月の生活費だけれど、もっと特別なことに使いたい。
 彼が考えたのは子どもの頃から大ファンのドリュー・バリモア(映画ETの子役・チャーリーズエンジェル主演) と一度でいいからデーとしたい、ということ。お金の尽きるまで1ヶ月の活動期間で。 あほや。
 デートにこぎつける方法。彼が考えたのは「友達の友達は友達」方式。ドリューに繋がる人脈を薄くでも辿って いけば本人に繋がるんじゃないか、というもの。それこそドリューの行きつけの美容院に行って美容師にコネを付け、次には、みたいな方法。彼一人じゃ到底無理だけど、映画、ビデオ界にコネのある友人を頼りにしてなんとか。
 本人はボンクラだけど根はいい奴だし、輪をかけて友達たちはみな親切だったりする。金がないボンクラくんの 代わりにビデオカメラをレンタルしてくれたりとか、いい人だ。
 当然何度も行き詰まりながらも、果たしてドリュー・バリモアさんと1ヶ月以内にデートはできるでしょうか? という話です。
 未見の方のためオチは伏せますが、ドリューはなんか優しい、いい人なんですよね。子役からいろいろ苦労して いるからかな。
 なんか、ほんわかする映画でした。

■一生に一度は矢野顕子。しかもバックバンドはティンパンアレイで。
12月11日(金)チケットがんばろう。チケット取るのが大好きな奥さんがやたら張り切っているのですが。


■コンドルズ公演「tommorow never knows」 2015/09/06 15:59
2時間、あっという間の公演だった。コントも映像も入れて笑いもありだけど、ダンスも本気! それがいいんだよね。
今回は、茶色おっさんパッチを着てのダンスに大爆笑。さらに鎌倉さんの愛のダンスがなんとも。
ここまで見せてくれるコンドルズ大好き。次回も絶対行く。で、じっくり見られる小ホールがいいな。わがままだけど、前の良い席だったから。


■つけ麺行脚 軒目「六三六」 2015/09/06 12:49
つけ麺750円。麺はふつうです。焼豚とか具材がほとんど無いのが寂しすぎる。スープは濃いけどねえ、だから? 企業系だから仕方ないか。アルミのコップとか店のシステムはいいんですよ。
ここではラーメン食べた方がお得ですよ、と言いたい。


■映画「天才スピヴェット」
DVDで。
肩が凝りそうなぐらい凝った映像は1シーン1シーンが絵画を見るよう。
すごいなあ、と思いました。その分ストーリーを追うのに目がいかない気が。やっぱり「映画は1にスジ(話)、2にヌケ(昔なので画面のクリアさ)、3、4がなくて5にスジ」(日本映画の父牧野省三の言葉)と思うもので。きれいなんだけどなあ。


■イタリアン「キュイ ラルドワーズ」 
寡黙なシェフは必要な言葉以外まったく口にせず、ひとり黙々と料理を作る。
食べる。う、うまい。絶妙な味加減。あとで食べたデザートもセンスを感じた。
手が空くと今度は黙々とキッチンを磨くシェフ。お、おい。と思ったと奥さんは店を出た後でいってましたが、確かに厨房器具はぴかぴかで、私は
清潔さも店の大事なポイントと思う方なので、別に何とも思わないんですが。奥さんは「静かすぎると」。
じゃあ今度は一人で行きますか。


スリランカカレー「ラサハラ」
これは今までのカレーの辛さと違うなあ。たぶん間違っているけど「胡椒辛い」? スバイスの辛さ。不思議な感覚だった。スリランカカレー独特の「混ぜて食べる楽しみ」はわかった気がする。
うん、もう一度食べたい気がする。


■CD:テスラは泣かない。「アンダーソン」「テスラは泣かない」
ピアノを打楽器的に使ってほぼメロディを弾かせないのは新鮮。クラシック現代音楽ではけっこうある手法だけどロックでは初めてじゃないか。
ドラムも熱いから、けっこうノれるし、いい感じだ。ボーカルの声も癖はあるが慣れかな。
とにかく「アンダーソン」は上がる曲。
楽しみなバンド。南ホイールに行くかはちょっと考えよう。