■読破と言うもの
1ヶ月に読む本の数をカウントしてみようと(年に○○冊読破とか)思ったわけです。
実際数えてみたら……、意味のない本読み過ぎ!! いやその本が悪いわけではないよ。読むのがお手軽なものばかりな自分が情けないのです。
これじゃ、いくら○○冊といったって。
ちょっと反省、年始からのオソマツです。これって図書館の返却棚漁りと、ネット検索のせいだよな。いやネットは明らかに依存性がある(でしょう)という小説家鈴木輝一郎先生の本での指摘に深く頷いて、最低限に制限をしようと努力している私なのですよ。でも、これじゃ意味がないわ。
来月からは「月に小説3冊。事前に宣言。ただしチェンジあり」にしよう(チェンジって何だよ、それ!)


■[読書日記]一行感想「キアズマ」近藤史恵
青春の猛りとほろ苦さ。いろいろなものを背負って戦う。
若さと瑞々しさに、わくわくする楽しい読み物でした。ただ主人公の背負ったもの、その本来の解決はなされていないのでは?


■[読書日記]一行感想「謎のクィン氏」アガサ・クリスティ
人生の機微。
ミステリですが味わい深い、そうだねえ、と頷く短編集。好き。作者が書きたかったものの一つではないか。
最後の短編が示唆するものは、やっぱり?


■[読書日記]一行感想「会話がはずむ人、はずまない人たった一つの違い」
何を話すかよりも、相手と何を話すかを優先して会話をすることが大切だP020


■[読書日記]一行感想「僕のミステリ作法」赤川次郎
再読。
もう20年は前の本だけど面白いですよ。とても面白い。


■[読書日記]一行感想「働きママン」4冊目
シリーズ全部、読んじまった。
実際、4冊目が一番充実している。たぶん最初はネットで漁った情報をそのまま出していたのを、この本では練り込んでストーリーに落として創作(フィクション)しているからだと思う。難しいねえ、本ってのは。


■映画「河童のクゥと夏休み
絵もストーリーも巧みで職人的に仕上げられ、原惠一監督らしい仕事なんだけれど、映画で伝えたかったことがすべて観客に伝わったかというと恨みが残る。
見た後にそう思った。


■心斎橋に人間ドックに行く
うぇーっ。てのがいつもの感想。
終わった。体重減ったぞ。帰ってきたぞ。
そうだ、じゃあアランジに行こ。くぁわいいぃぃ! を全身で吸収。「アランジ・アロンゾ」とは前世に何かあったんじゃあないか、ぐらい私は好きだ。そして行くのが男には気恥ずかしすぎるので空いている時間帯しか行きたくない。店に入ると目ぇ見開いてシナモノを見てる。
本屋を覗く。
「フランス人は10着しか服を持たない」著者はアメリカ人でベストセラーだそうだ。そりゃアメリカ人はおフランスが大好きだからな。
アメリカ以外がまともでアメリカがおかしいのである。


■[読書日記]一行感想「うちのムク知りませんか?」
犬との出会いも、人との出会いも一緒なんだ、同じ家に住むと家族になるんだなあ、と思う心に沁みる物語。
たぶん言わないけれど何かを人にくれているんだ。
犬の死んだ後の回想に胸がつまる。


■[読書日記]一行感想「青沼さんBL漫画家をこっそりめざす」
企画物。
でもそれなりに一般人に嫌悪感が無くそこそこ面白いBLを描けちゃうところにプロの職人魂(ガッツ)を見た。


■[読書日記]一行感想「すべてのJ−POPはパクリである」マキタスポーツ
結構音楽的に突っ込んだ論考で、すべてを理解できていないと思うのだけれど面白かった。
P120ページからのヴィジュアル系バンドのライオンの群れの話面白い。P191の人格(キャラクター)/規格(スタイル)は興味深い分母(スタイル)と分子(キャラクター)に差があるほど面白い、というのは他の創作分野でも使えそう


■[読書日記]一行感想「チェンマイアパート日記」
旅本とグルメ本が大好きです。イラストエッセイも大好き。
この本は当たりでした。


■[読書日記]一行感想「まんぷく沖縄」
沖縄も大、大好き。4回行ってます。
ああ食べにいきたい。沖縄の昭和っぽい大衆食堂、とてもいいですよ。
いちゃりばちょーでー(出会ったらみんな兄弟)」のあとには「何隔て(ぬーひだ)のあが、語てい遊ば」(隔てなんかないよ、酒を飲んで語り歌い踊りましょう)と続くのだ!


■[読書日記]一行感想「青沼さんちの犬は腹黒だ」
動物ものにも弱い。
子どもの頃からペットを死なせてばかり、飽きっぽいし愛情も多稲荷から自分には動物を飼う資格はないと思っているだけに、動物の可愛い話は本当にぐっと来る。楽しませて頂いてます。


■[読書日記]一行感想「猫大好き」東海林さだお
タイトルのエッセイが大好き。相変わらずレベルの高いエッセイ。
最後の放射線科近藤先生とのがん治療の話が身近に思えた私は年寄り。


■[読書日記]一行感想「その女アレックス」
このミス1位とか。惹かれて読みましたよ。
(ネタバレしてるから、イヤな人は読まないでね)
うーん(困っている)。
これはミステリ? ごめん、メロドラマ?
確かに謎はあり、解かれるのだけど。「実はこういう理由だったんですよ」と後付けされているような気が、第三部が謎解きなんですが、いや今までノーヒントですやんって思ってしもた。
「ぶくろぐ」で指摘している人がいて、第三部で明かされるアレックスの深い傷跡が第一部で裸で吊されているときに描写されていないのは、ちょっとアンファアではと書き込んでいたけど、私も言われて、そう思うなあ。
だんだん主人公の秘密が明きらかになるということで「過去に似ている小説があったのでは」と考えてみたら、そりゃ私の人生ファイバリットのひとつ、宮部みゆき火車」じゃありませんか! もちろん火車の方が数等倍は上等ですけど。
ということを思いました。


■[読書日記]一行感想「旅の人 島の人」俵万智
いつの間に離婚していたのか。母子家庭になっているぞ。で、石垣島へ移住だぞ。ああ南の島ぁ。
家の前の海で海草を拾い、魚を釣る生活。すごい羨ましいぞ。


■映画「100円の恋」
シネ・リーブル梅田にて。会員になってから行く機会が増えましたな。
平日にインディーズ系日本映画ってたぶん客少ないよなあ、寂しく見るか、と行ってみたらほぼ満員。「どうしたの?」ちちんぷいぷいで取り上げられたとか、じいちゃんばあちゃん、女性が多すぎる。なんだ、なんだ。この映画はとにかく主演の安藤サクラに尽きる。「安藤サクラin100円の恋」といっていい。映画の最初のシーン。ジャージで身体はぼよぼよ、地蔵顔の姿から、最後は素人目にガチのボクサーのフットワークを見せてくれるのである。最初とは、ほぼ別人ですよ。人の動きの速さで感動させられるなんて初めて。ボクサーが主人公ということで映画はまあ「ロッキー」なんだけど、最後の試合シーンは結構のめりこみます(さすがに試合は・・・・・きびしんナ)。うん、最後はこういう終わり方かな、あと味もなかなかよかったです。安藤サクラの見事な変身を見たい方はぜひ。


■[読書日記]一行感想「お父さんが教える図書館の使いかた」赤木かん子
懐かしの本の探偵かん子さん。着実に本出してますね。子ども向けのわかりやすい本ですが基本はきっちり押さえてあります。


■[読書日記]一行感想「本棚が見たい!3」2015/01/12 18:49
図書館で。1998年発行。
大槻ケンヂの本棚が見たいというすけべ心で。
清水義範鈴木邦男の本棚が見られたのは余録。田村隆一の詩、阿井景子の武田勝頼の本は読んでみたい。


■[読書日記]一行感想「問題を解く力を鍛えるケース問題ノード」
考え方の参考にはなる。実際の役に立つかはわからない、クイズならいいけどね。だってビジネスでは調べること検証することが重要だから。
話の種、頭の体操にはなる。


■[読書日記]一行感想「疫病神」黒川博行
直木賞受賞作「破門」を読むつもりだったのですが、なりゆきでシリーズ一作目を読むことに。
でも面白い。地元大阪の話で土地勘はあるしページをめくる手が止まらなかった。
なによりキャラが立っている。
実際に居たら絶対お友達になりたくないヤクザ桑原保彦が面白すぎ。「わしは桑原保彦さん、年齢は二八で、魚座のB型や」ぷっ。(282p)
また、いじられまくる二宮もおかしい(でもこいつも実は結構、強引)。
二人が組んで裏切ったりなぜか助けたりのバディがいい感じで、会話も楽しい。けっこうインテリだ、桑原も。やっぱりアタマが良い奴がどこの世界でも出世するのである。だんだん見えてくる構図も複雑そうで実はわかりやすく(図解あり)、よく考え練られているなあと感心した。
小説の教科書のような作品かな、とも。
これは続きを読むしかないね。
「わしは桑原保彦さん、年齢は二八で、魚座のB型や」


■[読書日記]一行感想「働きママン小学校編」
引き続き面白い。
なかでも介護を抱えた母子家庭のママンの話がいいんだけれど、少々中途半端。これは以前も思っていたことで、たぶんネットからネタを漁っているせいではないかな、と思い当たった。つまり掴んだまま深めてないのね。まあ、でも面白いんだけど。


■映画「マッキー」ツタヤレンタルで
インド映画。蠅がヒーロー?で、なのに派手な車のクラッシュに、CGにと盛りだくさん。だんだん、くだらなくなっていく感じがたまらない(いや、復讐劇なんだけど)。
これがヒットしたら「マッキー2」とか作るのか、さらにくだらなさそうでこわいもの見たさになる。


■CD「不安の中に手を突っ込んで」槇原
なかなか好みのアルバムでした。説教くささが薄目だったので曲もノリのいい曲が多いので、楽しい。うきうきする。
「不安の中に手を突っ込んで」がお気に入り。


■[読書日記]一行感想「いいビルの写真集」BMC
BMC=ビルマニアカフェ。マニアックだ。
で、ビル好きだなあ。村野藤吾好き、今は無き懐かしき南千里センタービルを想う。


■[読書日記]一行感想「新・戦争論
これは対談形式のニュース解説みたいな。ちょっと予定調和な感じがするけれど、そこそこ面白かった。
まあ、関係ない(いや本当はつながってるけど)と思う国の悪口ほど面白いものもないのである(ヘンな政治とか独裁とか)。


■[読書日記]一行感想「黄色い部屋はいかに改装されたか?」
ミステリ論、読書案内ですが、面白かった。新しいトリックよりもトリックの調理の仕方、見せ方だ。ふむ、なるほど。


■[読書日記]一行感想「晩夏に捧ぐ」
おなじみ本屋さんの成風堂シリーズ二冊目、長編です。
うーん、どろどろした話がちょっと合わんような微妙な1作でした。多絵ちゃんが成風堂のバイトに入った理由とか、上手いとこはうまいんだけどね。描写のバランスと構成に物足りなさが。次回に期待。


■[読書日記]一行感想「シンクロオンチ5」
終わってはないんですけどねえ、面白いんですけどねえ、最終巻みたいですよ。


■[読書日記]一行感想「働きママン一年生二年生」
タイトルが安野モヨコの丸パクだとしても、面白い。身につまされる。子どもが熱出したときとか学童が、再就職が、と真に迫ってる。
二年生も読み、まだ続きがあるぞ。


■「ローカル路線バスの旅」にまんまと感動させられる 2015/01/04 08:09
わかってても感動。最後、本当に辛そうで。
でも「大阪〜京都」間の路線は大阪人として納得がいかない。
(なぜ大阪〜吹田〜茨木〜高槻〜長岡〜京都の東海道ルートを使わない?)


■新年です。雪です。 2015/01/01 22:41


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