一行感想「手塚治虫の奇妙な資料」

手塚治虫の奇妙な資料

手塚治虫の奇妙な資料

雑誌連載から単行本になるときに原稿に手を入れる作家がいるのは知っていましたが*1手塚先生ここまで、切ったり貼ったり足したりしているとは知りませんでした。
とにかく48ページも追加したらもうベツモノですね。雑誌連載を読んでいるときと単行本の印象があまりに違って「何だかヘンだなぁ」と思っていた子供時代の記憶のナゾが解けました。
しかし、何本も抱えていた連載を1ページずつ上げていったとか、1ページ書くのにもう好きなとこから描いていってまとめてしまったとか、エピソードを読むと改めてとんでもない人、凄い人だったんだなぁ、と思います。昔(昭和30年代)の絵が今見ると線が達者でとても新鮮だった。ちょっと欲しいと思った。
これ初めて茨木市図書館で借りました。

*1:富樫義弘は有名すぎですね。