食事会 0:47 2014/10/13

てんぷらやさんで。
美味しかったけど、母はくどかったかな、と。
そんなことないけどなあ。年を取ったからかなあ、と思うと、ちょっと寂しくもあり。
次回は気をつけようかな。油軽めに、とね。


■突然「トイ・ストーリー3」について考えたこと

トイ・ストーリー3 [DVD]

トイ・ストーリー3 [DVD]

見た人前提のお話をしてます。すいません。
トイ・ストーリー3」で不満なのは(私が)最後の解決策がウッディとバズではなく、おもちゃ宇宙人三人組によってなされる、って何よと思っていたんですが、(声を大にして)
間違ってた。
ピクサーの作品に秘められた物語を書くための22の法則(http://gigazine.net/news/20130320-pixar-22-rules-of-storytelling/)」を見て、そんな解決方法、ストーリーはピクサー映画に限ってあるわけないじゃない? と気づいたとき、
わかった(いやわかってないかもしれないよ。自分勝手な解釈だし)
あのクライマックス、ウッディ達に焼却炉の火がごうごうと迫る場面、ウッディとバズが選んだ選択は「死」なのだ。
僕達の役割はもう終わった。大人になったアンディには僕等は必要ない、だから死を選ぼう。それがウッディとバズの最後の選択だったのだ。
ウッディとバズ、つまり「おもちゃ」が象徴している親の子どもに対する愛情だ。特に父親の愛情だ(ウッディは父親の代役であり、だからトイ・ストーリーには父親が出てこない)。親の愛情は惜しみない愛であると同時におせっかいでもある。いつまでも(子どもが大人になっても)まだ子どもとして見てしまいがち。
すでに大人になったアンディの元へ帰ることを諦めて「死」を選ぶことは、つまり親が子どもへの干渉をきっぱりと捨てること、を意味していたのだ。だからウッディとバズ達はみんな手を繋ぎ従容として死を受け入れるのである。親の愛はアンディにはもう不要なのだから。
あそこで「トイ・ストーリー3」という映画は実は終わっていた。
だが映画として「それはあんまり」だから、ウッディ達はおもちゃ宇宙人達にサルベージされ救われて、そして次の世代の子ども達(アンディからモリーへ)物語は引き継がれていくのだ。最後にアンディがウッディ達にお別れをいうシーン、またこれが泣かせるのだが、とりあえず三部作はこれで完。新トイ・ストーリーに続きますっ(本当?)。


■[読書日記]一行感想「火星の人」

火星の人 (ハヤカワ文庫SF)

火星の人 (ハヤカワ文庫SF)

面白かったですよ。
専門用語が頻出しますが怯まなければ楽しめます。
読んで思ったのは作者の「こだわり」で、トラブルが偶発的ではなく必然だったとを執拗に説明しようとすること。前半の大ピンチ、ハブ(住居)のエアロック分断でも、その前にハブに使われたキャンバス地の編み糸製作過程から瑕疵の発生原因まで執拗に描写していて、まあ技術情報好きもあるんだろうけど、たとえばミスが発生したら原因まで追究して書いとかないと気が済まないんだろうな。理系的だなあ。いいけど。
ラストの火星軌道上のランデブーはけっこう盛り上ってたし、一気に読み楽しませてもらいました。


■秋 2014/10/10 08:35
通りのイチョウの銀杏(果肉つき)がぽろぽろ落ちて踏まれて、におう、秋。目に痛い、けど秋。


ハイファイセット
 
今ハマってます。
マキタスポーツがネット経由で松任谷由美評をしている中で、「冷たい雨(ハイファイセット)」に触れて、日本ポップス史上屈指の名曲といっているのを聞いて、ようつべで見たら惚れてしまいました。
こんな曲だったんだ。いや曲よりもボーカルの山本潤子さんの声にやられました。なんて良い声! で、うまいんだろう。
ハイファイセットの名前を知らなかったわけじゃないけれど(フィーリング!の人達だ)昔はボーカルグループには全く興味がなかったのです。
今は声、生声にとても引かれていまして、うまい歌というやつにね。
で、ハイファイセット、そして山本潤子さんに今ハマってます。
図書館で借りまくり中です。


■[読書日記]一行感想「ホテルローヤル

ホテルローヤル

ホテルローヤル

するり、とうまい小説だなあ、と思いました。
時間を遡行させていく、という連作テクニックではない(まあそれも上手いといえばうまい)が、ラブホテルを題材にそれに絡む人々、という物語の持って行き方がうまいのである。で、小説に出てくる人たちのディテールもふつうだけれどワケありな、読者が共感しやすい人物なのがうまい。
書き巧者だなあ、と思う。
とても楽しく読みました。
好きなのはムートンブーツを履き倒して足が臭い高校生「せんせぇ」の佐倉まりあ、ですかね。でも、まりあなら先生と二人で心中、しないよね。して欲しくないなあ。
この本、図書館で大人気。100人以上待ち、なんだよね。やっぱり題材があれだから?


(・_・)/ □