一行感想「ブラック・ジャック創作秘話」

私にとって手塚先生は最も尊敬する神様だから先生のエピソードなんて犬に食わせるほど知ってるんですよ。でも感動した。
天才、いやはっきりいって100年に一度か200年に一度の天才がコピー機と机の間に段ボール敷いて寝て、また徹夜で書いた作品を「ホントに面白い?」とアシスタントに聞いて回り、空気読めないアシがちょっとイマイチといったでけで一から書き直してしまう。
ブラックジャックは一話描くのに毎回、3つアイデアを考え、時間がないのにさらに4つ目を考えてしまう。天才なのに、どこまでもどこまでも面白い話を作ろうとする。たとえ締切直前になっても決してあきらめようとしない。さらに締切を遅らせて面白い話を描こうとする先生。
スゴい人とはこういうことか、などという域を遙かに越えています。この本、家宝にします。