「バグズライフ」を見る その1
やっぱりこの映画好きだなあ。
でも虫がニガテだと辛いかもしれないなあ。
ピクサーの映画ってストーリーが波乱万丈で大人も子どもも楽しめるけど実はテーマはオトナ向けって気がするんだよね。
たとえばトイストーリーなら、
バズ・ライトイヤーの挫折と再起(俺はスペースレンジャーじゃない、ただのおもちゃだったなんて!)
ウッディの嫉妬と友情(ちっきしょー、アンディのいちばんお気に入りのおもちゃは俺だったのにぃ)
ちなみにこの本がトイ・ストーリーを詳細に分析している1章がとても分かりやすいのでファンにはオススメ。
- 作者: 三谷幸喜,和田誠
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 1997/10
- メディア: 単行本
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「知恵と勇気があれば強いヤツにも勝てる」まるで少年向けのジュブナイルみたい、でもそれが好きだ。
だからピクサー映画には珍しく敵役のバッタはすごく恐い。ホッパーは仲間を平気で殺したりするし(直接的な描写ではないが)。その強い敵を知恵で倒す、ってとこにカタルシスがあるんだよなあ。
そのキツさを緩和するために最後のNG集で笑わせるあたりもホント芸が細かい、ピクサーは。(しかもNG集ってCG映画なんだから、カットしたフィルムどころかわざわざ作ってるんだからなあ)