一行感想「オンチは楽器がうまくなる」

オンチは楽器がうまくなる
なんかよくある「誰でも出来る」教育本みたいだが内容は楽器練習のこと、バンドがプロになるためには(わりと精神論)、自分のバンドの下積み時代のこと、と思うままに書きましたって感じの本。
著者はフュージョンバンド(今も健在の?)カシオペアのキーボード奏者向谷実
全盛期のカシオペアはかなり好きだったので、図書館で目について借りてみました。だから個人的には下積み時代の話が一番興味深かった。
音楽がまだ細分化していなかった時代、カシオペアの対バンはサザンオールスターズが多かった、なんてのは結構びっくりだった。豪華だなぁ。聞いてみたかったよ。


この本を読んで今だカシオペア健在らしい。
熟年のいい年になったカシオペアも聞いてみようか、とHPを訪れたら・・・。
解散してました。


もう聞いてないのに。20年も前の話なのに。かなりショックだった自分に驚いた。
自分の気持ちのどこかに「青春時代に聞いたバンドが残っていて欲しい」という思いがあったのかもしれない。
THUNDER LIVE
慌てて(廃盤になる前に)と思って、これを購入。
カシオペアはカッチリした正確な演奏が持ち味。たぶん野呂一生の性格からだと思う。ギターソロすら事前にリハしてたらしい。
このライブは適度にラフで、珍しく逆にいい感じです。