システムと儀式

toshi-i2007-02-20

最近考えていること。これは大塚英志の本の題名でもありますね。本の内容はもうほとんど忘れましたが、システムと儀式の対立、みたいな話だった気がする。民俗学的アプローチでの。
孫引きになるんですが「千円札は拾うな」に松下幸之助の談として、下請けに効率、値引きを要求するときは「今の半分でやれ」、と言いなさい、とあった。そのココロは10%ダウンとか言えば多く働くことで(身を切り詰めて)その要求を果たそうとする、でも「今の半分」だとそれは無理、やり方(システム)そのものを変えなけらばならない、(身を切り詰める)やり方では無理だから。結果として下請けの働く時間は増えず効率、値引きが出来るから。
もっともな話だ。(下請けをそんなに苛めるなよという気もするが)
結局システムを変えなきゃ、大きな効率向上は望めないということだ。それには賛成。
(つづく)