物々交換の経済(というか会計)

面白い。
参照:http://d.hatena.ne.jp/masaco21/20060728
まさこさん(id:masaco21)に触発されて考えてみた。
さて世の中には通貨は無い。すべての取引は物々交換によって行われるとする。
通貨が無いとすると基準は交換する商品ということになるな。
ここに若者がいる。
農家である。白菜を作っている。(分かりやすいように単作農家だとしよう)
若者の価格基準は白菜ということになる。
いろいろ経済条件を考える必要があるが今回は単純化してこうしよう。
白菜自体に付加価値があり箱との交換レートが変わる可能性があるが強引に通貨間の為替レートだと考えよう。
あと流通とかは「世界は100人の村」だとして無視。とことんモデルを単純化する。
白菜が腐ったりしないように若者の家には強力巨大冷蔵庫があるとするか。
若者は突然思い立つ。(以下、若)
若「うちも事業にすべ」
(若者の方言のようなものに他意はありません。
私の頭の中の妄想の消しゴムなので許してね。70年代テレビドラマの影響大)
設立は1月1日。


1月1日現在
−−−−−B/S−−−−−
白菜   500|元入  500 


それから1年のいろいろ
・1月
 じい「コンバイン買うべ」(じいの方言のようなものに他意はありません。以下略)
 若「ん」
  コンバイン・・100白菜と交換
.3月
 若「肥料まぐ」
  肥料・・・・・・10白菜と交換
・5月
 若「農薬まぐ」
  農薬・・・・・・10白菜と交換
・7月
 若「早めの盆休み」
・9月
 若「収穫だ。アルバイト雇うべ」
 あ「あんだけこきつきゃーて20白菜って、どぎゃん」(「あ」アルバイト君です。バイト料に不満があるようですね。)
  「あ」への支払い・・20白菜(「あ」くん白菜を交換できたかな?)
  白菜収穫・・・・・・150白菜 
・11月
 若「ちょっとならいいべ」
 研修旅行で名目で海外豪遊・・・30白菜(海外での白菜レート良かったようですよ。) 
・12月
 若「決算だで、どうすづ」 


1月〜12月      P/L
−−−−−−−−−−−−−−−−−−
肥料      10白菜|収穫    150白菜
農薬      10白菜|
バイト料    20白菜|
研修費     30白菜|  
減価償却費  20白菜|
利益      40白菜|


12月末 B/S
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−       
白菜      460白菜|元入れ   500白菜
コンバイン    80白菜|利益     40白菜       


コンバインは全額経費に出来なかったので減価償却(直接法)
豪遊は税務署にはバレなかったようです。


こたつで取締役会(あったのか?)をする。若、じい、かあちゃん参加。


 決議(内緒):来年はもっと豪遊すべ→早よ嫁もらえ。


決算終了。