ドラッカーに寄せて

先月ですか。ドラッカーが亡くなったのは。
知らない人は全く知らないと思うのですが。
経営学の泰斗。企業経営者の信奉者多し。
私も20代には命令で読まされましたよ。
その頃は「つまんないこと言ってるなー」とか生意気に思ってたんですけど、日経の追悼記事を読んで考えを改めました。
かなり凄いかも。
「経営の本質は『顧客の創造』である。」
これはドラッカーの代表的な名言なんですが深いなぁ。
上手く説明できるかな?
いい例かどうか分かりませんが、粘着紙で絨毯のほこりを取るロール状のヤツがありますね。
(通称コロコロ。みんなそう言うでしょ、言うよね?)
あれは「みんな絨毯が汚いから掃除しよう」とは思う→でも面倒→コロコロがある→それならやるか。
という図式だと思うんだ。
コロコロがある→絨毯を掃除する。
コロコロがない→絨毯を掃除する気持ちはある。でも面倒だからしない。
コロコロは需要(消費者の欲しい気持ち)から生まれたというより、コロコロの使い道(絨毯を簡単に掃除)を提案することによってヒットした商品。
これが簡単すぎるけど『顧客の創造』。もちろん顧客の創造は商品だけではなくサービスでも良い。
最近街でやたら見かける「足裏マッサージ」とか(あれ?ヒットしてるかな。)
専門的にいえばニーズよりシーズということ。
百円ショップとか、あれは何でも百円というショッピング(買い物の楽しみ)の提案ですね。
ドラッカーとコロコロ。ドラッカーと百金。
コロコロ使っているドラッカーさんを想像して彼を偲びましょう。