子供の頃夢見た食べ物

ザワークラウト

日記を巡っていたら、簡単なザワークラウトの作り方を書いてる方がいらっしゃいました。
ザワークラウト
今では一般のスーパーでも見かける食材ですが、僕の子供の頃は本でしか知らない食べ物でした。
子供の頃に北欧児童文学の本が図書館にいっぱいあって、著者ならリンドグレーンとかプロイスラーとかですね。
その本の中で普通に出てくる食べ物が僕にとっては想像もつかないものばかり。
ザワークラウト、パンケーキ、コケモモのジャム、塩漬けニシンなどなど、とてもおいしそうに思えたのです。
どんな物か想像もできなくて食べてみたいなぁと思っていました。
食べられる日が来るのかどうかも分からない、夢の中の食べ物でした。
今では当たり前にあります。良い時代です。
初めてザワークラウトを口にしたのは24歳の時、ドイツ料理店でした。会社の親睦会でした。
ザワークラウトを知っていた僕にみんな驚き、一番驚いてたのはその店を紹介したドイツ留学経験のある女の子でした。その子とは1回デートして振られてしまいました。
ほかに子供の頃気になっていたのは「トムとジェリー」に出てくる穴の開いたチーズ(今考えるとエメンタールですね)これも食べてみたかった。
プロセスチーズしかない時代に食べられるすべは無かった。やっと最近お小遣いで買って食べました。
それから、これは大学生になってから伊丹十三の本で読んだアーティチョーク。これもおいしそうでした。
アーティチョークはまだ本物を見たことはありません。料理の本に写真が載っているのを見ただけです。
お総菜になっているのを食べたことはあります。カルフールで買いました。どきどきしました。
一度はでっかい蕾の本物を見てみたいです。食べてみたいです。
夢見てるうちが楽しいのかもしれませんが。


他の人はどうなんだろう?奥さんに訊いてみましたがこいつは本を読まない女なので「見たことのある食べ物」以外は頭の中に無いらしい。