初めてのネットカフェは 2013/10/21 04:48

土曜日に天満橋で仲間と飲み。
羽目を外して時間を忘れ、谷町線終電車から乗り換えの堺筋線はもう終わった後、つまり帰れません。
財布の中身は三千円。タクシーはお金が足りない。(よく考えると飲み過ぎで判断力も無かったな)仕方なく天満まで歩き(あまり意味がない)環状線で大阪へ。
これは北摂行き深夜バスがあると思ったからですが、大阪へ行ったら深夜バスは土日は無いことが判明。判断力がないので雨の中を歩き、嗚咽し、途方に暮れ、なにしろ土曜午前1時半、ほぼ真っ暗、とにかく夜露をしのげるところが必要だ。
えっ、ネットカフェ? と思った。
おれネットカフェ難民かよ。でも、もうふらふらで。ネットカフェの看板がまぶしかったです。
初ネットカフェだよ、これが。
お店の中はもう静まりかえっていて店内は薄暗い。店員さんは席は残りわずかだという。横になれる席はボックス席というのが一つだけ残っていた。5時間パックをお願いする。
いや初めてだから利用方法も仕組みも分かってないんだけれど、とにかくお金を払い自分の場所を見つけ、これがぎりぎり横になれるぐらいのスペースで薄い仕切で隣と区切られている。TVとパソコンが置かれた机の下に足を伸ばして寝るのである。
コンビニで買ったお茶を飲み横になって天井をむき出しの空調のパイプと光るライトを見て、まぶしい、と思いながら、いつのまにか眠ってしまった。
浅い眠りから覚めたのは午前5時だった。
朦朧として起き、初めてTVをつけてみる。ああヘッドフォンをするんだ。TVは何も面白そうな番組をやってない、日曜朝5時だから当たり前だ。次にパソコンをつける。ファイル共有ソフトはすんなよ、と警告が。ふむふむ。
ストリーミング配信のショートカットがデスクトップにあり、これで映画を見るんだな、ポチッ。
「テッド」を見る。テディベアが喋る奴ね。半分ぐらい見てこれは予告編の方が面白いことがわかった。本編は下ネタと寒いギャグで私にはいまいち楽しくない。
といってる間に6時でもっそりボックスを出ると店内は静かにざわついていて起きている人もいる。隣にいた人はおばさんだったことも判明、これはちょっと驚いた。けっこう女の人もいるんだな、という印象だった。おじさんももちろんいる。
結局5時間ほぼ寝ていただけ。料金は 円。
けれど屋根のあるところで寝られて本当に有難かった。ああ身体が辛いなあ、と思いながら人のまばらな阪急梅田駅の電車に乗り帰ったのである。


ネットカフェ、また行っちゃうかも。
でも終電は逃さないようにしよう。