平日の休日

 たまたま。
 京都にパウル・クレー展を見にいく。
 名の知れた画家の展覧会は見にいきたい。絵は本物を見ないとわからないと思うから。画集では見えないものが確かにある。(縮尺も違ってたり)
 クレーは感性の人だと私は誤解していたなあ。テクニックもいろいろ磨いた人なのだなあ。印象派だ。テクニックの説明やアトリエの復元(扉や窓だけだが)もあり結構楽しめた。
ポスターとかは映えるなあ、と思っていたが原画も結構良かったです。印象が変わりました。行って良かった。
 あと京都国立近代美術館の常設展も見たのですがクレー見るので力使い果たしたのでちょっとへろへろ。でも長谷川潔の版画を見て良し、それから河井寛次郎の陶器はめちゃめちゃ気に入った。オーラ出てます。なんかすごい。一点あったピカソがちょっとお得感でした。ピカソ好きなので。
 国立近代美術館4階からの眺めはすてき。


 京都に何が楽しいかって、路地(ろうじ)を歩くことだと私は思ってます。いろいろ不思議なもの懐かしいものに会えるから。ゆるーい空気が漂ってる気がする。
で、歩いて、歩いて、京都に住んでいた時代に通っていた食堂に行くとシャッターが閉ざされ無くなっていたのでした。こういうとき最近は悔しいより寂しい気持ちが先に立つ。
 あれからもう何年経ったか。時の流れには逆らえない。
 結局、岡崎公園から五条河原町まで歩いたことに。