貧困帝国

日経ビジネスで読んだウォルマートの記事は空恐ろしすぎた。
ウォルマートが進出するのは貧富の差の大きい国。そして確実に貧困層の消費を取り込んでいく。EDLP*1とはその象徴なのだ。
貧しき者にあわせた消費は益々貧しさを助長する。
町山智浩の著書「アメリカ」によるとウォルマートは次の手順で町を侵略する。
・大型店舗をいきなり出店し無茶苦茶なディスカウントをする。
・周りの小売店は価格競争で負けて全部潰れる。
・失業した小売店の店主を最低賃金で雇い入れる。
・町の市場を独占し、その旨みを満喫。それを元手にさらに次の町に進出する
この繰り返し。
まさに貧困帝国。
貧困を拡大するかに見えるウォルマート

アメリカ人の半分はニューヨークの場所を知らない (Bunshun Paperbacks)

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*1:every day low price