この雑誌を買った、うれしい。

芸術新潮 2008年 11月号 [雑誌]
とても幸せな気分なんですね。


ファンとしては。


芸術新潮のこの記事は良かったです。


生原稿が載っているのですが凄い流麗な線でびっくりした。永島慎二の線、凄いとかいってきたけどこれは。線が全部凄すぎるから気づかなかったのか印刷にのると平凡に見えるのか。いいもん見た。すごい。


手塚プロの資料室長の実話が興味深い。僕はマニアだから知ってる話も多いけど、知らない話もけっこうあった。嬉しい。


ちょうど何回目かの手塚ブームと子ども時代がぶち当たってます。


もうインプリンティングされてるもんね、オレは。小学生の頃から手塚治虫マニアです。年季入ってます。


小学生の頃、マンガ禁止だったんですけどね。通っていた絵画教室になぜかCOM*1が大量にありむさぼり読んでいた。どうやら絵画教室の先生の息子さんの持ち物だったらしいです。


そしてマンガ描くってことがこのレベルを求められるなら、ボクには絶対描けっこないよー、と僕にマンガ家を諦めさせたのも手塚マンガです。


ファンとしては手塚の思想=環境保護とか言われるとムカムカする。手塚に思想は無い(断言)あるのは如何に読者を楽しませるかその一点のみ。エンターテインメントの権化。それが手塚治虫である。思想はその手段に過ぎない。だから偉いのだ。


手塚模写マンガ家、田中圭一のマンガ解説がとてもいい。
手塚=萌え、の解説に大きく頷く。手塚を萌えで再評価するのは絶対アリだと思う。

*1:手塚の主宰した虫プロが出していた芸術系マンガ誌として有名。