フローとストック(昨日の続き)

昨日日記を書いてる途中で寝てしまった。キーボードに手を置いたまま寝てる自分に起きてから驚く。(3時間爆睡)
閑話休題
さて、フローとストック。
ユヌスさんは最初にバングラディシュの貧しい人に6ドルを無担保で貸しました。
貧しい人は今まで高利貸しにお金を借りて材料を買い製品を作り売って生計を立てていましたが、いくら働いてもちっとも貧困から抜け出せませんでした。
ところがユヌスさんに6ドル借りれたのでそのお金で材料を買えました。これを簡単な計算式にすれば


ユヌスさんがお金を貸す前


利益=製品−材料費−高利貸しの利子(高い)


  利益が少ないのですべて生活費に消えていくら働いても貧困から抜け出せない。


ユヌスさんがお金を貸したら


利益=製品−材料費−ユヌスさんへの利子(安い)


  利益が増えた、生活費を賄ってお金が残った。残ったお金がストックです。生活費として消えたのがフロー。
  

つまりフローだけでは「その日暮し」になる。
ストックがあれば次に製品を売れば・・・。お分かりでしょう?どんどんストックが溜まっていく。つまり豊かになれる訳です。
以上、フローとストックのとっても簡単な説明。(厳密じゃないけど)
日本に置き換えれば、もし今ストック(貯金)があるあなたも突然病気になってストックを使い果たしちゃえば貧困層に落ちる可能性があるということ。
余分にはいらないけど必要な貯金はいるよ、ということ。
(じゃあ必要な預金ってなんぼ?ってのがFPの仕事なんだけど)


結局、資本主義というのは「富めるものは益々富み、貧しきものはさらに貧しくなる世界」ですから。
援助では人は救われても一時だけなんですよね。自活が何より必要。
もちろん働く場所も。