幼稚園でバイオリン披露の話(その後1)

話は少し進んでおります。
奥さんに曲は何をやるの?と聞いたところ童謡「かたつむり(で〜んで〜ん〜てアレ)」とのこと。
ちょっと待て。
「バイオリン弾きましょうか?」と言われて一般人が考えるのはバイオリンソナタとはいわないまでも格調高い演奏会っぽいのを想像するぞ。←園児の前でバイオリン生演奏って感じ。それでいいのか?うーむ。
奥さん「そうかなぁ?」
絶対そうだ。
奥さん「じゃあ、どんな曲すればいい?」
うーん。それは難問だ。
オレ曲知らないし。
奥さん「チゴイネルワイゼンは無理よ。」
そりゃそうだろ。期待してない。
例えば〜、やっぱりアレだろ。いや曲名出てこないけど。
奥さん「それじゃ分からない」
そりゃそうだ。ええとええとぉ。
奥さん「歌ってみてよ」
バイオリン曲を?いや分からんと思うけど。
それでも他に方法が無いし。
うううう・うーううー・ううう・うーううー
奥さん「わからん」
いやその通りですね。
奥さん「ううう・うー?」
いやそれも分かりません。
奥さん「ううう・ううー」
いやそれも分かりませんって。
ふたりでしばらく「うー・うー」コーラスやっていたが、もちろん埒があかない訳で。
うーん、うーん。
思い出した。作曲家は確かクライスラーさん(不安なので敬称付き)とか言ったような・・
奥さん「ああ、クライスラーね」
そうか、分かったか!
奥さん「どの曲?」
そうだったね。ガックリ。
奥さん「ちょっと待って、テープ取ってくる」
なんだなんだ?
奥さんの好きな「葉加瀬太郎」テープ登場、テープかよ。
がちゃがちゃ行きつ戻りつして、やっと探し当てました。
クライスラー「愛の喜び」。
それが私の思う、バイオリン曲といえばコレだろ!の曲でした。
奥さん「楽譜買わなきゃ」
そこからですか。遠い道のりの気がしてきましたよ。