「クレヨンしんちゃん アッパレ！戦国大合戦」を見る。

「大人帝国」に続いて見てみましたが、涙でうるうる。
タイムスリップして戦国時代に迷い込んだしんちゃん、そこで彼が「おまたのおじさん」と呼ぶ豪椀の武士と仲良くなるのですが、「おまたのおじさん」は身分違いのお姫様が好きででも身分違いだからその気持ちを隠している。でも実はお姫様も・・。そこへ合戦が起こり、おじさんは決死の突撃に出ることに。
この映画のメインは戦国時代と合戦の追体験だと思うのですが、これは成功していて合戦に巻き込まれたひろしとしんちゃんの気持ち怖さが充分分かります。
自分の土地を守るためとはいえ国と国の争いに、さっきまで元気に笑っていた人が無為に死んでいく悲しさ。火薬の迫撃、矢音に隠れた小屋で震えているひろしとしんちゃん。
命の空しさにここでじーんとしてしまいました。
子供映画と割り切って設定は大胆に、そして骨太に描かれたストーリーは見事です。
後半、合戦から車で脱出するしんちゃんファミリーですが、この一家は逃げ出すようなタマじゃない。
ひろしの車は軍用装甲車ですか、並の大活躍（見た目はファミリーカー）敵陣を蹂躙して陽動、最後は本陣に突っ込みますからねぇ。
ひろしに通販健康器具で殴り倒される武将って・・。
そしてラスト（未見の人のため伏す）泣きじゃくるしんちゃんに私も一緒にうるうる。ジーンときました。
映画を見終わった私の気持ちは、
このジーンを大切にしたいから、今からもう一度見るのは止めたい。
ほどぼりが冷めてから、是非もう一度見てみたいと思います。