恐ろしい散髪

昨日は夕方から散髪に行きました。
きつい雨が降っている、行きつけのお店はかなり歩かないといけない。面倒くさくなり「大衆理容」へ行った。
付いてくれた人が素人目にも上手くない人で、まあまな板の上の鯉だから、バッサリやってくれい。
たぶん転職組だ。ごま塩の伸びかけちょび髭が可笑しかった。
10年位前、背筋が寒くなるような散髪をしたことがある。
初めての店だった。
個人店で、僕を担当したのは明らかな新人くん。たぶん初めての客だったのではないだろうか。
慎重にカットしていくのだが、はさみを持つ手が震えている。こっちも震え上がる。
サービスのつもりか、しきりに話し掛けてくるのだがこっちは気が気ではない。そんなことよりカットに集中しろーと心の中で思う。
やっとカットが終わり新人くんもホッ、こちらもホッとしたのもつかの間。おいおいこの人に髭当たらせるんですか?!!!。
もうその場で帰ろうかと思いましたよ。
でも気が弱い私は仕方なく、もう硬直して座っていました。
だから!話掛けんでいいって、集中しろ集中!君が持ってんのは剃刀だ、僕の命は君の手中かもしれないだからねっ!ヒー剃刀の刃がツメタイよー。
そして何とか無事に散髪は終わりましたが、普通の3倍時間が掛かっていました。(僕の心の中の時間はそんなもんじゃなかったけどね。)
しっかり普通の料金取られて、やっと開放されました。(床屋の主人は目で済まないと言ってたようでしたが)


二度とその店に行かなかったことは言うまでもありません。