3月のまとめ

■[読書日記]一行感想「危険動物との戦い方マニュアル」
なかなか子どもの興味を引くように上手に書かれていますね。
ちなみに人間にとって一番脅威になる生物は「蚊」だそうです(126P)。


■[読書日記]一行感想「星守る犬」 2015/03/27 23:42
評判は知っていたので。
前後編なのを知らなくて、前編でいやあ、いい話だけどちょっと短いなあ、と思っていたら後編でやられた。
犬の忠誠心はけなげとしか「人間にはないものを持っている」ともいえるよなあ。犬の絵が丁寧に描かれていてこの人は本当に動物が好きなんだなあ、と犬を飼ったこともないのに思った。


■[読書日記]一行感想「復讐はお好き?」カール・ハイアセン
よかった。
展開がむっちゃスピーディ。
名物キャラのスキンク爺さんにも会えたし満足。ほかにも変なキャラ満載。蛇愛好家のローゼンバーグ警部とかね。でも一番好きなキャラは尻に銃弾が入ったままの毛むくじゃら猿人オトゥールと介護ホームの毅然とした貴婦人ポーリーン婆ちゃん。この二人の関係がすごくいいんだよなあ。
比喩もさえてる「食道を飲み込んだカラス片が通るような不快感」とか。
間抜けなチャズと悪徳農園主の最後はもう最高です。


■2015/03/25 07:35
あったかいですなあ、啓蟄という言葉を思い出します。¥¥¥¥¥¥


■スキップする休日 2015/03/23 21:03
たまには、ひとり平日の休みもね。うれしい。
朝は映画に行きましたよ、ひとり。
いろいろ迷って選んだのは「博士と彼女のセオリー」。フェリシティー・ジョーンズのお人形さんみたいな顔が、なんだこの人? とピンとアンテナたったので。もちろんエディ・レッドメイン(アカデミー主演男優賞受賞)の演技がすごいのは聞いてましたし。
知らない方には、これ「ホーキング宇宙を語る」がベストセラーになった宇宙物理学者スティーブン・ホーキング博士の実話だそうですよ。
で、フェリシティーさんですが、ほんとポスターのまんま、左右対称の青磁の壷か、みたいな顔でした。
エディ・レッドメインはもう、ホーキング博士そのまんま、ALS()症状の鬼気迫る演技でたぶんメーキャップもすごい大変だったんじゃないか、ALSで表情がないはずなのに気持ちがワカル。雲の上みたいな演技ですから。
そうなるとフェリシティーさんの整ったお人形さん顔が逆に、きれいすぎて困るんですよね。浮いちゃって。
この人、一生このきれいな顔。女優として損なんじゃないかと変なことを考えちゃいました。
映画は映像も綺麗でよくできていたし、引き込まれて2時間あっという間でした。なのでお勧めです。
フェリシティーさんのお人形さん顔とレッドメインさんのホーキングそっくりさん、ぜひ見てきてください。


■緑地公園の「天牛書店」に行く
うかつでした。
こんな有名な古書店が近所にあったのに知らないなんて。
二階建ての大きな店で、そそられる棚の品揃えで楽しいなあ。三冊三五〇円と良い値段で買い取って頂いたので、一〇〇円棚から一冊頂きました。
無料のブックカバーも。
とても楽しい散歩道を見つけた気分です。


ゲスの極み乙女。LIVEチケット買いました。
でも再後尾かよ、席。しかも野外。
けれど今、いちばん自分の中でヘビロテしてるバンドだしな。
でも、ボーカル兼リーダーの川谷絵音くんにとって表裏でいえば、もうひとつのバンド、インディゴ・ラ・エンドが表で、ゲスは裏じゃないのかな。裏の方が売れてるってのはどんな気持ちなんだろ? フクザツ。
けどゲスを聞いたから、インディゴ・ラ・エンドも気になり始めた私がここにいます。ちなみにこのバンド名はスピッツのアルバム「インディゴ地平線」から取ったらしいですよ。


■千里丘図書館に行く。駅から結構遠かった。
でもきれいでなかなか使い勝手がよさそうな図書館でした。


■ランチ「トラットリア キッコ」 2015/03/17 22:46
JR吹田の商店街から路地へ。細い道を探すのは楽しいんじゃない。
料理も値段なりの材料だがなかなか。気に入りました。
余裕があったからラテにカフェアート描いてくれたのを、奥さんすごく喜んでました。


■[読書日記]一行感想「aruco バンコク
ダイヤモンド社地球の歩き方」の別版、グラビアが多く突っ込んだ情報もあり、割と使えそうな感じ。


■3月の食事会「スコーネ」 2015/03/15 21:57
まずまず。
妥当なお値打ちでは、と私は思ったが。
酢漬けニシンうまし。 


■[読書日記]一行感想「現代韓国を知るための60章」
韓国が辿った圧縮した近代史は興味深い。さらに日本の先を行くような88万ウォン世代と旧世代の対立は(失礼だが)よりカリカチュアした縮図みたいだ。
>(ヘイトスピーチ等に関して)私はこうした状況の背景に日本社会・日本人が諸外国・地域のことを国と国の関係としてしか考えられない思考パターンが強まっていることがあるのではないか思っている。日本であろうと韓国であろうといろんな人がいて、その考えは同一ではない。インターネットで検索した時に、初めの方に出てくる情報は、単にネットの世界で「好まれる情報」に過ぎない。(P4)


■[読書日記]一行感想「英国一家、日本を食べる
題名の通り、家族で日本食べ歩きの記。マイケルさんが食べる高級料理の話より、アスガー、エミルの子ども達が大阪のドッグカフェで犬の真似をしてはしゃぎ回ったり、回転寿司を次々と頬張ったり、生けタラバガニ一匹持ったり、ラーメンうまーという話がとても楽しい。
ちょっとブラックなコメントも愉快です。


■[読書日記]一行感想「剣術修行の旅日記」
江戸の剣術修行といえば浮かぶのは「道場破り」とか「看板持ってく」「たのもう」それか「滝に打たれる」とか? というのはテレビの中の話らしい。
現代で似たものをいえばスポーツ合宿、修学旅行? 彼らは修行人と呼ばれ、訪れた各藩では宿が用意されているし、練習する(道場破りではない)道場も斡旋してくれる。道場では歓待を受け、ヒマなら観光地巡りもあり。ぜんぜんテレビのイメージと違う。面白かった。
後ろの参考文献もあとで役に立ちそう。


■[読書日記]一行感想「燃えよ剣
時代小説とはユートピア小説である。その時代の人たちの本当の感情と風俗が今の時代に本当にわかるはずもなくその時代の人たちに共感を抱くのも実は難しい。現代人の気持ちを仮託して描く限りそれは喜劇でも(あるいは悲劇でも)一種のユートピア小説に他ならない。
ここで描かれる土方歳三は明らかに現代人だし、誤解を恐れずいえば経営者の下の「なんでもあり」営業部長みたいだ。要は「社長」ではないサラリーマンの理想である。殿(社長)ではなく規律(会社)に従う人間として生きるなんて、まさにそうだ。「俺は美学に生きる」なんてのも為政者ではなく組織人の偏向した思い入れだろう。つまり、当たり前だが現代人に向けて現代をなぞって書かれた小説なのである。


■靴を磨く 2015/03/07 01:37
_のが習慣になった。
きれいな靴が履けるのは当然のこと、ほぼ毎週靴の埃をとり靴墨を塗りを繰り返すと靴の革がしなやかに柔らかく育っているのがわかる。これが妙な達成感があってやめられなくなった。
歩いていて「あれ靴革、疲れてるかな。靴墨塗らなきゃ」と足下を見るへんな奴です。


■無題 2015/03/07 01:30
世の風潮は「損をしたくない」である。損をしたくないからネットで下調べしてレストランに行く。はっきりしたブランドものだけ買う。高いものには二の足を踏む。損をしたくないから投機性の高い投資商品には手を出さない(まあそれはいいか)。「損をしたくない」とは「リスクを取らない」とほぼ同義であることは、あまり気にされていないようだ。それでは世の中、萎縮するばかりで。


■CD「魅力がすごいよ」ゲスの極み乙女。 2015/03/02 22:10
中野翠はヒットの条件は「5%の新しさと95%の安心感」といっているがゲス乙女はまさにそれだと思う。可愛い? 女の子も二人いるしね。
セッション中心ぽさ、ちょっとアヴァンギャルド風のフレーズを入れるところはセンスというより確信犯っぽい。でも安心して聞けるし心地いいのも確か。個人的にはピアノの生音が入っているのと、フュージョンぽいベースがとても嬉しい。
また次ぎも借りちゃいそうです。


■映画「ゆれる」 2015/03/02 10:34
香川照之の演技すごい。一見真面目そうに見えて狂気を帯びてるような感じが「もうたまらない」。
(映画「ゴールデンスランバー」のときのボンクラーズが嘘のようだ、脚本のせいなのか、たぶんそうだな)